二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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拍手コメントでいただいたネタです。
うっかり「赤ちゃんがいるのーv」と言ってしまった化学教師のその後。そして巻き込まれる体育教師(笑)
下からどうぞ。
うっかり「赤ちゃんがいるのーv」と言ってしまった化学教師のその後。そして巻き込まれる体育教師(笑)
下からどうぞ。
「「先生おめでとうございます」」
サクラとひまわり、受け持ちの女生徒二人が声を揃えて差し出した淡いピンクの包装紙の包みを、思わず受け取ってしまったファイは首を傾げた。
妙な見返りを要求されない限り、プレゼントは年中無休で受付中だがあいにくと誕生日でもなければ祝い事があった覚えもない。
これは何かなあ、と呑気に考えていたファイに無邪気さゆえの凶悪な爆弾が投げつけられた。
「赤ちゃんいつ生まれるんですか?」
「…」
(あれか――!)
内心の絶叫を鋼鉄の笑顔の仮面で押し隠す。
数日前、生徒に襲われかけたファイがその場を逃れるために口にしたでまかせが「お腹に黒たんの赤ちゃんがいるのー」だった。
なんと言おうか、まあ。自業自得。
くらくらと目の前が真っ暗になりながら、体育教官室に駆け込んで事の顛末をもう一人の当事者に教えた。
プレゼントの中身は可愛らしいベビー服。男でも女でも着せられるように柔らかなクリーム色の布地は見ているだけで心がほっこりと幸せになってくる。
何足もの小さな靴下は手編みらしい。そういえば最近四月一日が休み時間中にせっせと編み針を動かしていた。
生徒達が一所懸命考えた末のことだと分かるから怒るに怒れず、黒鋼の眉間の皺はいつもより深い。彼もこの善意の塊をどう扱うべきか困惑しているのだ。
「どうすんだよ」
「こうなったら『造る』しか…!」
「今の確実に字が違うだろ!
大体お前がヘラヘラろくでもねえことばっか言うから…!」
「えーん、ごめんなさぁーい。
謝るから怒んないでよぅ…」
「ったく…」
「スーパーの桃買い占めたらどれかに赤ちゃん入ってたりしないかな…」
頭を抱えて悩む教師二人。
果たして頼るべきは保健医の怪しげな薬か、魔女の謎めいたコネクションか。
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