二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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女子高生奥様なれ初め小話の一幕。
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では下からどうぞー。
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何故か黒鋼は料亭にいた。
庭から長閑にも鹿威しの音が聞こえる。
目の前には緑の振袖を身に纏った少女の姿。
どうみてもこれは――見合いだ。
どういうことかと理由の説明を求めて、自分を半ば以上も強引にこの場へと引っ張ってきた人物へと視線を向ける。
けれど新しく上司となった黒髪の女は、黒鋼の睨みつけるような視線など意にも介さず、振袖の少女に
「よかったわねー、ファイ」
などと声をかけている。
何が、どう、良かったというのだ。切に問いたい。
一人置き去りにされた黒鋼が声を荒げようとしたその時。
振袖の少女が黒鋼に、にこと笑いかけ口を開いた。
「黒様」
ーオレをお嫁さんにしてくださいー
たどたどしく慣れない仕草で頭を下げる少女の首に、さらさらきらきらと金にけぶる髪が揺れた。
どういうことだと黒鋼は頭を抱えたくなる。
「あのな…」
簡単にはい分かった、と頷けるような話ではない。
何故ならば。
「教師なのに生徒のお前と結婚出来るわけないだろ」
黒鋼は教師であり、ファイはその生徒なのだから。
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