二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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無断転載禁。
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双子養育小話です。
引き続き風邪です。咳き込みすぎて喉がいたんで声が出ません。
風邪薬で胃が荒れてご飯が美味しく食べられません…。(涙)
でも明日も仕事…。
治ったらがっつり同人誌買いこんでやる…!!
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
引き続き風邪です。咳き込みすぎて喉がいたんで声が出ません。
風邪薬で胃が荒れてご飯が美味しく食べられません…。(涙)
でも明日も仕事…。
治ったらがっつり同人誌買いこんでやる…!!
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
城から新年の用意として双子に新調した着物が下賜された。
城の、とは言っても知世個人のはからいに他ならない。
ご大層な大義名分ではなく、本当に厚意によるものだとわかっていたから、自分には何の興味もない新品のそれを黒鋼は黙って受け取った。
「「う、わあっ!」」
想像したとおり、双子の子どもは大きな蒼い瞳をまん丸にして口をぽかんと開けていた。
黒地に艶やかな吉祥柄。極上の絹で織られたまったく同じ衣装を二揃え。
畏まった席に出て行ってもおかしくはないその晴れ着とは別に、まだ何組かの普段着や細々とした小物が納まっていて、三人だけで暮らす小さな家には似つかわしくない煌煌しさが零れる。
新品の着物に息を飲むだけで、一向に手を伸ばそうとしない子どもたちの背中を軽く叩いて促してやると、二人が恐る恐る黒鋼を振り返る。
「触っていいの…?」
「汚しちゃわない…?」
上目遣いに黒鋼を窺う二人に思わず苦笑が漏れた。
「お前たちのだろ」
「ファイと、…」
「ユゥイの…?」
黒鋼の言葉にきょとんと瞳を瞬かせて、幾度も信じられないように新品の着物を見て。
それから、ようやく口元が嬉しそうに緩んだ。
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