忍者ブログ
二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
[101]  [100]  [99]  [98]  [97]  [96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自分なりにカップリングについてのテーマだとかイメージがあったりします。
それは音楽だったり、格言だったり、原作の台詞だったり。
その中の一つについての妄想語り。


お暇な方は下からどうぞ。






古今和歌集より


恋しとは たが名づけけむ ことならむ
         死ぬとぞただに 言ふべかりける

作者は清原深養父。かの清少納言の曽祖父です。
専門でない人間が訳したのですいませんが、大意は
「いったい誰が名づけたのか。恋しいなどという言葉ではとうてい足りない。この思いはただ『死ぬ』というのだ」
という歌です。

黒鋼→ファイのイメージです。

「恋しい」なんてそれっぽっちの言葉ではとうてい足りない、というのも凄いのですがそれ以上の言葉として「死ぬ」を持ってくるだなんて、この歌を初めて知った時はそれはもう衝撃でした。
直球過ぎるといえば直球過ぎる、でもだからこそ一途で底知れないほど激しい心です。



黒鋼←ファイのイメージには和歌で揃えるなら

忘れじの 行末までは かたければ 
          今日をかぎりの 命ともがな

を上げたいのですが、この歌は新古今和歌集ならびに百人一首にも選ばれていますし大分メジャーな気がします。
個人的にはこちらです。


閑吟集より


我が恋は 水に燃えたつ蛍々 物言はで笑止の蛍


「私の恋は水に燃えたつ蛍たちのよう。物も言えない哀れな蛍」

『水に燃えたつ』は『見ずに燃えたつ』の掛詞で、相手に会うこともできない、姿を見ることも適わないままに恋しさだけが募っていく、口には出せない恋。そんな歌です。





閑吟集は他にも色っぽい歌、切ない歌が多数あるのでお勧めです。

PR
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新記事
ブログ内検索
管理人
HN:
仮名
性別:
女性
趣味:
読書
自己紹介:
成人。
みかんの国出身。
エネルギー源は酒。
忍者ブログ [PR]