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なんで病院の検査技師さんは職業的に当たり前だと思う以上に、ああも清潔感溢れるさわやか青年が多いのでしょうか…。
前回のレントゲン技師さんといい今日の技師さんといい、すげーさわやか好青年。
私ホストクラブにいったわけではないんですが。
ただし採血してもらう看護師さんはベテランの方のほうがいいです。
献血ルームの看護師さんなら若い方でも注射が上手いですが、一般病棟ではつい年配の看護師さんを探してしまいます。
注射のさし方一つでも痛みに雲泥の差があって「これが技術か」と感心してしまいます。
腰痛はすぐ治るものでもないので仕方ないことですが、コルセットでできた汗疹が辛いです。
痒いし痛いし(涙)
当分腰の痛みとのお付き合いは続きそうです。
のばらの続きは下からどうぞ。
拍手ありがとうございました!
大根葉とじゃこの混ぜごはん、とりのしそ焼き、煮物、しいたけと焼きねぎのゴマ和え、茗荷ときゅうりの酢の物。
手際よく盛り付けて、最後に温まった吸い物に刻んだ三つ葉を散らすと本日の夕食は整った。
あまり手間のかからない料理でも彩りに気を配って、品数を揃えるとそれなりに見られるものになる。
弁当なり差し入れなり、何度も黒鋼のために料理したことのあるファイだが、食事を作りに来て欲しいと頼まれたことが、もう一歩彼との距離を縮めた証のようで自然と動きも弾むようなものになってしまう。
朝食の下ごしらえを冷蔵庫に片付けながら、本来の家の住人を呼ばわった。
「黒たーん、ご飯出来たよぉ」
ファイは先ほどの動揺が声に出ていないのにほっとした。
――黒鋼の声が聞こえて、振り返って見ればタオルを首に引っ掛けただけで、上半身裸の黒鋼が間近にいて、驚くよりも先に恥ずかしさに襲われた。
肩越しに覗き込む姿勢は、息遣いもはっきり分かる距離で、淡く体にまとわりついた水の匂いに心臓の音が早くなる。
彼にはまったくそんなつもりはなかったろうに、あからさまな連想にうろたえた自分の思考が情けない。
(ここは黒鋼の家だもんね。きっとあれがいつも家にいる時の黒鋼なんだ)
ファイが自分自身にそう言い聞かせている間に、黒鋼が食卓へとやってくる。
今度はスエットだけではなく、黒いシャツを着ていた。
傍目には黒鋼にも先ほどの動揺は見られない。腹減った、と言いながらも全てファイに任せず、自分でも湯呑みや箸を用意する律儀さは生来の性分らしい。
二人向かい合って座り、行儀良く手をあわせる。
「いただきまーす」
(オレの見たことない黒鋼の『いつも』って後どのくらいあるんだろう?)
いつものようにファイの作った食事を口に運ぶ黒鋼を見ながら、そんなことを思う。
食事だけでなく、もっと生活に日常に踏み込んでしまいたい。まだ形にならない願望は可愛らしく胸の奥で育っていた。