二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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無断転載禁。
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日本国特殊設定小話です。
お父さんと息子。
今日は桜を見に行ってきました。父親の手術が近いので、今のうちに行けるところに行っておこうということで。
なのに親父殿はデジカメにカード入れてくの忘れてました。
ついでにエヒメアヤメも見てきました。大陸から伝わった小さな野の花で、古くは「たがゆえそう」「こかきつばた」と呼ばれていたそうです。
人があまり踏み入らない山に咲いている花で、シャレ抜きで「滑ったりこけたりするとアウト」な山道を登って来ましたよ!
太腿の後ろの筋肉が痛いです。
寒暖がころころと入れ替わるのでなかなか桜の花も揃って咲いていなかったのですが、最後に見に行った金龍桜は満開でした。
では下からどうぞー。
お父さんと息子。
今日は桜を見に行ってきました。父親の手術が近いので、今のうちに行けるところに行っておこうということで。
なのに親父殿はデジカメにカード入れてくの忘れてました。
ついでにエヒメアヤメも見てきました。大陸から伝わった小さな野の花で、古くは「たがゆえそう」「こかきつばた」と呼ばれていたそうです。
人があまり踏み入らない山に咲いている花で、シャレ抜きで「滑ったりこけたりするとアウト」な山道を登って来ましたよ!
太腿の後ろの筋肉が痛いです。
寒暖がころころと入れ替わるのでなかなか桜の花も揃って咲いていなかったのですが、最後に見に行った金龍桜は満開でした。
では下からどうぞー。
「弟がいい~!!」
じたばたと駄々をこねるのは一人息子だ。
母親が身篭ってからというもの甘えん坊が鳴りをひそめたかと思っていたら、今度は新しい我が儘が出来たようだ。
黒鋼はこら、と抱き上げる。
「どうして弟がいいんだ?」
目線の高さを合わせて顔を覗きこんでやると、屈託のない笑顔で息子は父親に答えた。
「だって、弟だったら父上がいない間も一緒に剣の稽古が出来る!」
「そうか」
うん、と元気良く頷く息子に、黒鋼はにやりとちょっと意地悪な笑いをみせる。
「じゃあその間は奥は一人ぼっちで寂しいだろうな」
「あ…」
「妹だったら兄上に構ってもらえなくて可哀想だな」
しばらく考え込んだ息子は、すぐにきっと顔を上げて父を見上げた。
「父上いないときはちゃんと俺が母上のこと護る!赤ちゃんも!妹でも弟でも可愛がる。だって俺が兄上になるんだもん」
「そうか」
いい子だ、とぐいぐい頭を撫でられて息子は照れくさそうに笑った。そのあともう一度ちょっとだけ考えてこっそりと父親に耳打ちした。
「あのね…でもやっぱり弟がいいな」
後々、双子の妹に骨抜きにされることを彼はまだ知らない。
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