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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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拍手ありがとうございますv

どうにか連休の間に一本上げることが出来ました。
ヘタリアも今日ゲットしてきましたv
にんにく醤油も漬け込みました。
親の帰りが遅かったので病み上がりでご飯作ってたら妙にテンションが上がったのですよ。
ちょうど作っておいためんつゆを使い切ったので容器も空いたとこだったので。
漬けあがる明後日が楽しみです~v



今回は日本国設定で若干えろすです。
本番はありませんが咥えたり舐めたりしてるので指定年齢に満たない人は今すぐリターン。
管理人は洋服よりも和服に萌える人でございます。


ちなみにこの話は前提として旅の間から関係をもってたという設定ですが、逆に日本国で初夜でもいい、と思ってます。
いつか書きたい、処女で清らかさんなフローライトさんの初夜を。
まあ問題は微裏だろうが激エロだろうが自分の書いたものには萌えない、という書き手特有の悩みがついてまわります(涙)



というわけでお姐さま方は続きからどうぞ。
誤字脱字あったらご指摘ください。












ぴちゃり、と濡れた音をたてて赤い舌がちらつく。
薄い色の唇から抜き差しされるのは赤黒い男の欲望。ファイの着衣は襟元を少々弛めたくらいで、帯も裾も乱されてはいない。
ただ、口中に黒鋼のいきり立ったものを咥えさせられ、口だけでは到底間に合わないそれに舌と手で愛撫を加えるのに夢中だ。

旅の途中、利害の一致で肉体の関係を幾度か持ったもののそれは至極淡々としたものだった。
同性同士のそれは吐き出すことが目的で、互いを高め合うには程遠い最小限の交わり。
吐き出された熱から遠ざかる感覚はひどく虚しく、今にして思えば惨めだったのかもしれない。
冷めた目で事後の処理を行っていた男の目が今は遠い過去のものであることを思い出して安堵する。


舐め上げているだけで下肢を割り開かれた記憶が蘇る。快楽に分類されるそれは当然理性といったものを通さず、直接ファイの身体の記憶を呼び起こし熱を煽っていった。

口淫を覚えたのはこの国を終の棲家と定めてから少し時を経た頃。丁度日々の仕種やこの行為に、義務や欲以外の情を覚えその発露に双方の間でぎこちなさが解けていった時期だったように思う。
旅の間の情交では手っ取り早くこちらの処理を済ませるために黒鋼に施されたことはあったが、自分からということは皆無だった。
雪が春の気配に溶け出す季節。それまでの何もかもの音を吸い込んでしまうような雪夜とは異なり、葉擦れがさわさわと夜の気配に混じりだしていく。浮き立つような空気にそわそわと落ちつかなげになるのは動物に限らない。否、結局は人も動物だということか。

とうに良いところを知り尽くした大きな手が体中を慰撫するのに身を捩り、一度その熱を解放させられた。
気だるげな快楽の余韻に酔い浸っても良かったのだが、それよりも目の前の男が衣も息も自分ほど乱した様子がないのが癪に障って、その紺色の寝間着の膝に肘をついて乗り上げる。
布越しに手で触れると勃ち上がる兆候を見せるそれに煽られて、舐めたい、と強請った時は黒鋼もさすがに予想していなかったようで、軽く目を見開いて驚いていた。
懸命に口を開け目一杯迎え入れても動きなどは当然拙く加減など出来なくて、喉の奥まで入れてしまったときにはあまりの苦しさにむせてしまった。
それでも滲んだ涙を拭って髪をくしゃりと撫でてくれる手が嬉しくて、やめようなどとはちっとも思わなかったけれど。

いつだったか行為の合間に黒鋼が言っていたのは、自分たち忍は性交でも相手に口淫を許すことはないのだいうこと。
「どこに間者が紛れ込んでるか分かったもんじゃねえからな。中には遊女や娼婦に化けて近づく女もいる。情報収集なんてのはまだ可愛い方で、中には真っ最中に男の首を掻き切るのが専門の奴もいるんだよ」
首どころか、と前置きしてファイの唇をすうっと撫でた。
「下手すりゃ『ここ』で食いちぎられたりな」
だからけして閨の中でも、仮初めの情人にも口での愛撫をまかせることはないのだという。
思わず「オレはいいの?」と尋ねてしまったファイに、床の中でしか見せない不敵な笑みを浮かべ「お前は、な」と答えた。

舌先で硬い裏筋を舐めあげ、くびれをくすぐるように舌を丸めてつつく。
痛みを感じさせないギリギリでやわやわと歯を立てると相手の腹筋がひくりと動くのが分かって愉快になる。
手と口で追い上げているものが硬さを増すのと比例して口の中に零される液が苦くなってきた。

「おい…」
逐情が近い黒鋼が離れろ、と額にかかる髪をかき上げて促すが、ファイは一端口から離したものの動こうとはしない。
唾液と先走りが顎まで伝うのを拭いもせず、濡れた唇でねだった。
「飲みたい」
ちょうだい、そう言って脈打つそれを躊躇いなく口に含む。今度は最初から舌をねっとりと絡ませ、追い上げていく。
「…ふっ……んぅ」
甘えたように鼻を鳴らして、くぐもった息遣いの合間に飲み込めなかった声が混じる。紛れもない情欲を色濃く滲ませるそれに煽られない男がいるだろうか。
互いに獣のような息遣いを零したあと、一際強く吸い上げるとぐっと後頭部を回された手に力が入り、口の中のものが体積を増した。
熱い精液が流し込まれる。はじけたようにどくり、と耳の奥で音が聞こえたような気にさえなった。

こくりと喉を鳴らして飲み込み、口の端から零れた白濁を指で拭っては舐める。
「苦ーい」
「だったらわざわざ飲むな。ンなもん」
「黒様だってオレの飲んじゃうでしょー」
軽口めいてもその息の熱さは隠しようがなく、瞳はとうに潤んでいる。
「ねえ…」
笑みを刷く唇も今は淫蕩な気配が色濃い。
「もっと飲ませて」
気ばかり急いて帯を解くのすらもどかしい。しゅるりと引き抜いた帯を投げ捨てるのを待たずに黒鋼の手が裾を割った。
幾度となく受け入れたその場所を、ただ撫でられるだけで期待に背筋が震える。
戦慄く唇から零れる吐息に気を良くした黒鋼の手の動きは無遠慮に更に奥へと進む。
ファイは黒鋼の頭を掻き抱いて与えられる快楽を追った。
抱き合うことを許された熱に爪を立てて。

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