二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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文字数がギリギリ携帯から入力出来そうだったので更新しました。
堀鐔で双子の小ネタです。
私が書くと無意識にのろける兄に、この片割れの面倒見きれる人が出来てよかったなあ、と感慨深くなる弟という組み合わせになるようです。
ただし黒鋼はどこまでも苦労人。
存在意義は苦労人であることです。
では続きからどうぞ。
堀鐔で双子の小ネタです。
私が書くと無意識にのろける兄に、この片割れの面倒見きれる人が出来てよかったなあ、と感慨深くなる弟という組み合わせになるようです。
ただし黒鋼はどこまでも苦労人。
存在意義は苦労人であることです。
では続きからどうぞ。
「…ファイ、前から聞きたかったんだけど」
「なあにー?」
「ご飯多くない?」
「…やっぱり?」
二人分の夕食はあまり量を食べないはずの兄が作る時には何故か持て余し気味になる。
「二人分って言われるとつい黒たんが食べるくらい作っちゃうんだよー。
ゴメンね、余った分は冷凍しよっか?」
兄の『二人』の定義にはいつの間にか他の人がいる。きっとまだ気が付いていないのだろうけれど。
ユゥイが何より驚いたのは兄の変化ではなくて、寂しさよりも胸がくすぐったくなるような幸せな気分になる自分に、かもしれない。
「じゃあ何か作り足そうか」
きょとんと目を見開く兄に携帯を指差す。
「黒鋼先生も呼びなよ。三人で食べよう」
三人ならちょっと少ないからね、という声が聞こえていたのかどうか。
短縮で呼び出した相手はさして間を置かず電話に出たようだ。
弾んだ声と電話から微かに漏れ聞こえるはずの低い声を想像しながら、何が手っ取り早く出来るだろうと冷蔵庫を覗き込んだ。
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