今日もご飯が美味しい

永住設定小話です。

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では下からどうぞ。

「オレ、冷めたご飯って美味しくないもんだとばかり思ってたよー」
そうなのだろうか、と黒鋼は内心首を傾げる。
だが結局考えることは放棄した。
旅の間中、食事の用意は目の前の魔術師が中心となっていたのだから、彼がそう言うのならばそうなのだろう。
そんな黒鋼にファイは頬を膨らませてみせた。
「黒様は分かんないんだよー。こんなにおかずもご飯も美味しい国に生まれたからー」

冷めても美味しいなんて反則だ、なんて言いながらファイは握り飯にかぶりついた。