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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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日本国永住小話です。


腰の治療の通院がとうとう終りました!やった!
念のため頓服の痛み止めだけもらって、晴れてコルセットから解放されます。
問題は療養期間中通勤を自転車から公共交通機関にしていたので体がなまりまくっていることでしょうか?
腹筋と下半身の筋肉鍛えなきゃ…。


弟の職場のノルマだったビアガーデンのチケットが余っているので、今日はこれから父と二人でビアガーデンに行ってきます。
休みの日に外に出るのは面倒派なのですが、ビアガーデンの終了も近いしチケットが勿体無いですよね。
先に職場の人たちと食べに行った母曰く、「料理の種類は多いしできたてがすぐに出てくるから美味しい」とのこと。

では行ってきます。

小話は下からどうぞ~。








黒鋼の情人、そんな呼び名もすっかり慣れてしまったが、さすがに面と向かって罵られるのは初めての体験だなあと。
ファイは自分を取り囲む人間が聞いたならその呑気さに激怒されそうなことを思っていた。

密やかな嘲りの声や哀れまれる視線には耐性がついているが、どうも今自分を包囲する人間たちの感情はそれとは違うようなのだ。

だが「魔物だか人だか分からぬ」やら「所詮毛唐ごとき」など忌々しげに吐き捨てられる言葉の意味を特に考えずとも、そこに含まれる感情を読み取るのは容易かった。



(――なぁんだ、この人たち)


「黒様のことが心配ですか?オレみたいな変なのに騙されてるんじゃないか」
「…!」
どうやら図星らしい。


(良かったねー、黒様。ごく少数だけど信奉者がいて)

恐れられ、嫌われていたのは本人からも知世姫からも聞いていたけれど、それだけではけしてないのだと分かって安堵する。

が。
(得てして正義感や思い込みを暴走させちゃって厄介なのもこういう人種なんだよねぇ)
どうしたものかとしばし思案した挙句、狼狽する人間達に殊更に晴れやかな笑顔を向けた。



「でも黒様あれでいて結構面食いですもんね」

そんな怖いご面相じゃ側に置いておこうなんて百年経っても思わないかも、とにっこり笑顔で切り捨てる。
ファイ本人は自分の容姿に別段こだわりもないのだが、情人扱いをしてくる人間には有効だったようで皆言葉を無くしていた。
それにほんの少し、溜飲を下げてファイは彼らに背を向けた。


ぼそりと。
「こんなものを側に置いておくなど…」
と言われたのが案外癪にさわったからではない、…多分。

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