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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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園児小話です。

今のばら書いている真っ最中です。
初々しく、初々しく。呪文のように唱えています。

初々しく、そしてエロく。(は?)

相棒をもう自分らエロテロリストでいいじゃねーか、と話しました。
人様のものを読むときはハンター。


拍手ありがとうございます。


小話は下からです。








「「黒たんおはようーv」」

まったく同じ声が二つ、朝早い幼稚園に響き渡る。
同時に、振り向いた黒鋼の首にどん、と何かが飛びついた。確認する間でもなく、双子の腕だ。
年齢の割には大きな体つきの黒鋼だが、如何せんまだ子ども。
全力疾走して抱きついてきた同い年の子ども二人の全体重を受け止められるはずもなく、勢いのままにすとん、と転ぶ。
だが、いい加減慣れてしまったこの抱きつき攻撃の勢いを逃すように、背中全体で地に転がるので黒鋼本人にも双子にも怪我は一切ない。

…最初に二人して抱きつかれた時に、柱で目一杯頭を打った経験が活かされている。


だいじょおぶ?と顔を覗き込む二人におはようと返すよりも先に小さくため息が出るのは仕方がない。
それでも仏頂面で朝の挨拶をすると、揃いの金の髪を揺らして双子が嬉しそうに「おはようーv」と笑って黒鋼の両頬にちょん、と唇をつけた。

勿論、最初に全力で拒否したのだが「どうしてダメなの?」と双子は本気で分からない様子だった。
頬へのキスは外国の習慣で、二人はその挨拶が当然だと思っているのかもしれない。
そう考えた黒鋼は渋々、自分の恥ずかしさを抑えて毎日恒例の双子からの朝の挨拶を受けていた。

「今日は砂場でお城つくろー?」
「お昼寝はファイとユゥイが黒たんのお隣だからねー」

双子の朝のご挨拶「ほっぺちゅう」が自分以外の人間には一切ないことに黒鋼はまだ気がついていない。

 

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