二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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園児設定小話です。
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お昼寝の園児たちの見回りに来た四月一日の足音に、ファイとユゥイはぱちりと目を覚ました。
目が覚めたついでに先生に連れられて他にも目が覚めた園児たちと一緒にトイレに行く。
用を足し、泡々と液体石鹸を泡立てて手を洗うのだが、水がとんでもなく冷たかった。
春先とはいえひんやりどころではない冷水に背筋が震え上がる。
手を濡らす水の冷たさに、園児たちは口々に小さな悲鳴を上げながら小走りで教室へと駆け込んだ。
皆がごそごそと自分の布団に潜りこんでいる間、ファイとユゥイは困惑していた。
起き上がった拍子にかけ布団が跳ね除けられ、敷いている布団からは温もりが失われかけていた。
寒いのである。
布団に入るのも微妙な事態に双子はどうしよう、と少し悩む。
ふと、二人の布団の横に並べられた黒鋼の布団が目に入る。
すやすやと黒鋼は安眠を貪っていた。
双子は瞳を見交わすとこくりと頷きあう。
「ファイ右っかわ」
「ユゥイ左ね」
当然のように双子はむぎゅ、っと無理矢理黒鋼の布団に潜り込む。
温かくて大変幸せだ。
眠りながら眉を寄せる黒鋼にお構い無しで、双子はぎゅむぎゅむと抱きついて温かさを満喫した。
その全てを見ていた四月一日先生は、止めるべきかどうか悩んだ。
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