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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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各次元によっては言葉や習慣も違えば当然文化水準も違うツバサの各世界ですが、当然メインキャラクターたちの育ってきた環境も違いまくっております。


その中で気になったのが、ヴァレリア時代、罪人を落とす谷で塔の上と下に分けて閉じ込められていたユゥイが、文官らしき死体の握り締めていた文書を読むシーンです。
ふ、と疑問に思ったのが、いつこの子は自分の国の読み書きを覚えたのだろう、ということです。
どうせなので主要4人の教育環境をモデルとなったであろう国や時代の文化を参考に妄想してみようと思います。


またも独断と偏見と独り善がりの妄想なので本気にしないでください。










まずサクラ。

玖楼国が砂漠にあり、またアニメのオフィシャルブック等で衣服のモチーフについてエジプトの衣装を参考か、という記事があったことから、大体エジプト中心にしてそれに近い風土の地域などを想像しています。

1巻で桃矢が「王位第一継承者」と名言していたこと。この発言から桃矢自身が未婚であることが推察されるにも関わらず、作中にかかれていた限りでは桃矢自身の直系の跡継ぎについては取り沙汰されていないことから、王位継承については男系に依存していないか、男女が同等にその権利を有している国なのではないかと推測します。
雪兎なども兄から妹への王権の譲位を当たり前に受け止めていることから、玖楼国では兄弟間での世襲も珍しくはないのではないかとも思います。

貴族王族などの特権階級であっても、国や文化によっては女性の教育水準というのは男性が受けるそれとは比べ物にならないほどお粗末な場合もありましたが、周囲がサクラを王位継承者と見なしていることを考えると、先見や夢見などの魔力に関すること以外でもこの国で受けられる最高レベルの教育は受けていたのでしょう。
礼儀作法やマナーについてはインフィニティでイーグルが「完璧」とも評していましたし、修羅の国では阿修羅王が琴の腕前を「見事」とも褒めていました。

見過ごしがちですが改めて書き連ねるとハイレベルな姫君です。




次は小狼。

養父の藤隆が考古学者であり、次元をこえる旅でも数種類の異なる言語を読解出来ていたことからこちらもかなり知識水準は高目だと思われます。

考古学、ということから歴史や言語についての特化した知識も勿論ですが、それともう一つ個人的にイメージとして付け加えたいのが古代エジプトの大工です。
大工というと肉体労働を想像してしまいがちなのですが、古代のエジプトでは大工という職業はトップクラスの大臣、高官の役目でした。なぜかというと設計・建設を確実にするために高水準の数学知識の必要性と測量など複雑な計算をこなす必要があり、文字の読み書き以上に難解で高度な教育を受けていなくてはいけません。

イラストでも定規や分度器をモチーフにした錫杖を持つことが多いですね。

養父の生前の功績もあったでしょうが、若年ながら遺跡の発掘作業に携わり、それで自活出来ていますから、年齢からみるとやはり破格の知識量だと思います。





結構以外かもしれないのは黒鋼。

日本国は基本的に戦国時代くらいの日本が近いと思われます。建物や衣服の細かいところでは中国様式や江戸時代以降の文化が見受けられるようです。(個人的感想でいうと知世姫や黒鋼の母の巫女装束は中華風というより飛鳥時代の装束に近い気がします)

帝がいるものの、領土間での争いは基本的に相互で解決してそうなあたり、各領土ではその地を治める領主の自治はかなり自由っぽいですね。
桜都国で意外と達筆なのが明らかになりましたが、もともと諏倭の領主の跡取りですから基本的な読み書き計算は当然出来ます。
(蛇足ながらそもそも日本の識字率は異常すぎるくらいなのです。戦国時代あたり、西洋では支配階級の貴族にも文盲がいたのに対し、日本の武士階級はほぼ100パーセント。商人も然り。町人農民でも税や年貢をごまかされない程度には読み書き計算が出来ていたという話もあります。異常っぷりに脱帽です)

魔物や他領土との争いについては作中でも語られていましたので、剣術や馬術は当然で、おそらくは集団での戦闘として兵法も学んでいなければならないと思います。

初期の黒鋼を思い出せば「ありえねー」と笑い飛ばしてしまいそうなのですが、彼は領主の跡取り、なわけです。たしなみや教養として当然芸術や文化的な教養は無いといけないのですが…。想像出来ないのが本音です(笑)
いや、ご両親がちゃんとしていたのでやろうと思えば礼儀作法一通りキチンとできる人だとは思ってます。
知世姫への主従の誓いのように。
ただ、戦国時代、無骨な武士でも即興で歌くらい詠めて当然、余興で舞の一指しでも出来るのが当たり前、なわけで…。しいて言うなら武術との繋がりで舞のたしなみくらいはあるかもしれない…。武の動きを極めるための動きは舞の動きにも通じるものですから。

ガイドブックで知力が低めに設定されていますが、案外出来ることや備わっていて当然とされることの元の基準値が環境的に高いのではないかと思います。




一番疑問なのはファイ。
衣装などはケルト系のモチーフが多いことと、ヴァレリア、セレスともに寒冷な気候の国のようです。イメージ的には北欧っぽいかもしれないですね。

高い魔力を有する彼はセレスでは魔術師としての成長を期待され、王の後押しもあって教育環境には不自由しなかったであろうと思います。
事実城の書庫の魔術書の呪文は全て覚えた等、セレスに移ってからの優秀っぷりはアシュラ王が褒めていたとおりなのですが、ではヴァレリアでの彼の教育はどうだったのでしょうか?

まず疑問なのがどうやって自分自身の個体としての認識が出来たのか、です。それには不幸の双子として生まれたユゥイとファイに名前をつけたのは誰なんだろう、という疑問から始まります。

赤ん坊の時点で「災厄を招く存在」として危険視されていたのならば、誕生の事実自体抹消されていてもおかしくはないのですが、双子として誕生したことも、幼いうちに塔に閉じ込められるまではおそらく王宮内で養育されていたらしいことも国民に隠されてはいないのですよね。
殺してはいけないのであっても、名前をつけずそれぞれの存在を知らせずに別々に幽閉することも可能だったはずなのですが、ヴァレリアの兄皇はそれをしなかったのです。

双子はそれぞれ「ファイ」「ユゥイ」と名づけられ、それぞれ自分自身は「ファイ」だ、「ユゥイ」だと認識できるまでに育てられました。
幽閉されて以降は当然何らかの教育や知識を与えられる機会は勿論あるはずもないので、ヴァレリアで何らかの教育を受けていたとしても塔に幽閉されたあの幼い頃で止まっていたはずです。

しかしユゥイはヴァレリアの民が隣国へ宛てた文書を読めました。火急の要請とはいっても隣国の出兵を依頼する文書ですから公式の書類です。一国が一国に宛てた公式文書を読みこなせる知識、それは一体『誰に』教わったものなのか。
互いに異なる個体としての認識が出来るまで、そして外国へ向けた正式な文書を理解出来る教養を持つまでに、『誰が』「不幸の双子」を育てたのか、という疑問があります。

もしかしたら彼らの母親だったのかな、とも思いますが…。

本っ当に謎です。


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