二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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四月馬鹿シリーズ小話です。
親の実家の方では赤ちゃんが寝つかずぐずるのを、寝くじをたてる、とか寝くじをくる、って言うのですが方言なのでしょうかねー。
全国区ではない気がします…。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
親の実家の方では赤ちゃんが寝つかずぐずるのを、寝くじをたてる、とか寝くじをくる、って言うのですが方言なのでしょうかねー。
全国区ではない気がします…。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
帰宅し、家のドアを開けるなり大音量の泣き声が耳をつんざく。
慌ててリビングを覗くと、ファイが懸命に子どもをあやしている最中だった。
だが、その顔色はすこぶる悪い。血の気のない肌にくっきりクマが浮かんでいる。
「おい」
声をかけるまで黒鋼が帰ったのにも気づいていなかったのだろう。
驚いたように振り返るその反応がやはり覚束ない。
「あ…ごめん。晩御飯…すぐに」
のろのろと立ち上がったファイの腕の中で激しく息子が泣いた。
このところ夜泣きがひどく、ファイは夜も昼もろくに寝ていないのだ。
黒鋼は一つため息をつくとファイの手から子どもを抜き取り、ファイに眠るようにうながした。
でもご飯、とぼんやり呟くファイの額を軽く小突く。
「たまに俺が家にいる間くらい休め。じゃなきゃ俺が何のためにいるか分かんねえだろ」
そう言うと、みるみるうちにファイの瞳に涙が溜まり、子どもだけでなくファイもボロボロと泣き出してしまった。
困ったように二人をあやすが、どちらもしばらく泣き止みそうにない。
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