やっと分かった

日本国永住特殊設定小話です。


体調が微妙に不調。
昔から夏場はダメです。

拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。

気に入りの帯を手慣れた動作で締めようとしたファイは違和感に気がついた。
微妙にいつもと感覚が違うような気がする。

「…太った？」


そりゃ腹のガキが育ったんだ、と黒鋼に言われた。
その時はよく分からなくて半信半疑だった。
けれど、そう言われた次の日もやっぱり帯はきつくて。
それが嬉しくてどうしようもなくて。

思わず泣き出してしまったファイの背を撫でる手は優しかった。