二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
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永住特殊設定小話です。
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ふにゃふにゃとして、今にも壊してしまいそうな赤ん坊の体を黒鋼はぎくしゃくした動きで腕の中におさめる。
居心地が悪いのか不安が伝わったのか。もどかしそうに腕の中でごそごそとしていた赤ん坊だがおさまりのよい状態になったらしく驚くほど唐突にぴたっと動くのを止めた。
産まれたばかりのときは真っ赤な顔をして泣いていた赤ん坊が今は瞼を閉ざし、小さな口を時折もぞもぞと動かしては寝息をこぼしていた。
思わず呆気にとられてまじまじと見つめる黒鋼の横から面白がっているような声があがる。
「黒様そっくりだねー」
「ほっとけ」
背中を向けたままぶっきらぼうに答える黒鋼の声に、ファイが忍び笑いを漏らす。
まだ横になったままのファイにも伝わってしまったに違いない。
それ以上、何か言葉を返そうとすれば泣き出しそうになってしまうことを。
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