二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
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日本国永住小話です。
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これなあに、とファイが差し出す料紙を手に取り、黒鋼は頭を抱えたくなった。
「これは…」
「もらったー」
上等の料紙には古歌になぞらえたであろう歌が詠まれている。
深くその意味を探るまでもなく恋歌である。
この様子ではファイは自分が何を受け取ったか分かっていないのだろう。
だが、こうして歌を送られた以上返事は歌でせねばなるまい。
別に歌で返さなくとも構いはしないのだが、その際ろくなたしなみも無い、と陰で嘲笑されるのはファイである。それは業腹だ。
しばし考えて黒鋼は筆をとった。
「なんて書いたのー」
「送ってきた歌を逆から書いただけだ」
「?そんなんでいいのー?」
「…」
送られたのは恋歌である。
それを真逆に書かれた、同じ心を返すつもりはない、という意味合いを相手はどうやらちゃんと理解したようだった。
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