二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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永住設定小話です。
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では下からどうぞ。
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「黒鋼の好みそうな…あるいは昔関係が深かったような女性、ですか?」
「はい」
ファイは真剣だ。
懍気だと笑われても構わなかった。
自分のどこを良しと思って黒鋼がファイを選んだのか。今までファイ以外にどんな人を好きになったのか。
知りたかった。
相談相手が良かったのだろう。幸いにも失笑されるようなことはなく、生真面目な女忍者は記憶を掘り起こしているようだった。
「誰、と特定の相手がいたわけではないようですから曖昧なことですが…まず口の軽いのは駄目ですね」
軽いつもりはないが口数は多い。微妙だ。
「美醜は本人が気がついていないようですが…」
それはもう盛大に審美眼は偏っている。普通の美人を美人と思っていない。無自覚の面食いだ。
「気位が高いのも駄目ですが、あまり卑屈なのも苛々するようで」
常に後ろ向き思考な自分に相当苛ついているのは知っている。分かっていたが改めてつきつけられるとへこむ。
少し自信を無くしたファイに気づかない蘇摩は首を傾げた。
「でも…本気になった人は一人もいませんでしたよ。今までは」
「今までは?」
「ええ、ファイさんが初めてです」
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