未来確定図

園児設定の何年後かな小話。
高校生な三人です。


只今インテにて撤収準備待ち。
好きなサークルさんにご挨拶出来たり、と幸せでした。
うん、チキンなのでさすがにブログやハンドルネームは名乗れず、いつも通販申し込みしている本名でしたが。

新刊も手にとっていただけて感謝しています。
ありがとうございました。

これから晩御飯食べて帰ります。
参加なさった皆様、お疲れさまでした。


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。

「黒たん、優勝おめでとう～」
「一番格好よかったよーv」

剣道全国大会で見事優勝を飾った男子高校生の両腕に、するりとしなやかな腕が絡み付く。
金髪の美人を二人侍らせた姿は衆目を集めた。

「お前ら…なんでンな格好をしてんだ」
黒鋼の腕にはりつく双子の服装は、色や装飾こそ地味なものの明らかに女物のチュニック、あるいはワンピースだった。

「だってー、人前でベタベタするの恥ずかしいって黒様が言うから～」
「女の子に見えたら少しは恥ずかしくないかなあ、って思ったんだよー？」

二の句が告げない黒鋼ににっこり微笑んだ双子は、声を揃えて言うのだ。
「今日のお弁当はね、挽き肉入りオムレツにきのこと玉ねぎのカレー炒めだよー」
「ほうれん草の辛子和えもあるし、さごしの煮付けも入ってるんだよー」
「…」


羨望の眼差しを向ける者たちは、黒鋼の頭痛の元が何であるかを知らない。