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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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ねこ小話の続きです。


12月後半は更新できないので今のうちに…。
冬コミ行きたいな…。


では下からどうぞ。







「そういや、なんでお前ら引っ越してきたんだ?」
冬の寒さの合間の小春日和。公園で暖かなお日様の光を浴びてのんびりしている町内のボス猫に、もこもことした白い毛玉が二つ纏わりついていた。

毛玉その1、その2は声をかけてもらったのが嬉しいらしく、ぱあっと笑顔で黒猫を見上げた。
毛玉、もとい白い仔猫二匹の名前を「ファイ」と「ユゥイ」という。ぱちりとした蒼い瞳がくるくると表情を変えるのが目まぐるしくも可愛らしい。
ボス猫の名前は「黒鋼」。名前の通り、艶やかな黒猫の瞳は燃えるような赤で、見るものを猫と言わず人間と言わず威圧する。
そのおそろしいボス猫にすっかり懐いてしまった毛玉二匹はにゃん、とお利口な返事をする。

「はーい、ファイ知ってるよー。
アシュラさまは『ばぶる期のろうひぐせ』がいつまでも抜けない奥さんとの生活に疲れたんだっておうちに来た部下の人が言ってたー」

「はーい、ユゥイも知ってるー。
アシュラさまの部下で『熱狂的なファン』のストーカーっぷりが最近激しくて『ていそうのきき』を感じたって言ってたー」

「…」
癒しをこのお呑気な毛玉二匹に求めるしかなかった彼らの主に、黒鋼はちょっぴり同情した。

 

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