クリスマスパーティーのあれやこれ

マフィアと愛人（笑）。

今日が今年最後のお休みなので満喫しようと思っても、オタクの満喫はネサフとか二次創作小話更新とか常日頃とあまり変わらないことに気がつくのでした。
冬コミ参加の皆様、原稿頑張ってください。

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日本国のバカップルと女体エロが首位争いしているあたりがうちのブログだなあと思わずにはいられません。
私も好きです。
引き続きアンケートの方もよろしくお願いいたします。


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では下からどうぞ。

「クリスマスは仮装パーティーよー！」
学園内最高権力者である理事長のノリと勢いのみの一言で今年のクリスマス行事は決定した。

パーティー会場にそぐわないしかめっ面の男が一人、壁にもたれかかりながらグイグイとアルコールを煽る。体育教師だ。
アルコールのグラスを持つ手とは反対の腕には金髪の化学教師がべったりと嫌がらせの様に張り付いている。
ちなみに本人達の思惑はどうあれ、片や白いスーツの上下に、もう一人は絢爛艶やかな長衣。今の二人の格好は周囲からは「マフィアと愛人」にしか見えない。
そして体育教師からすればいい晒者だと毒吐きたいところなのだが、その実、まじまじと見つめていく人間の中には思わず本気で見惚れてしまった人間も少なくないのだ。
注目を浴びて黒鋼の眉間の皺が一層深くなる。
じわじわと人の輪は遠巻きになっていくが、ちらちらと投げかけられる視線が減るものでもなかった。

勿論、海千山千の学園教師陣にはそんなこと気にもとめない面々もいるが。

「ファイ先生のお見立てですか？よくお似合いですよ、黒鋼先生」

体育教師の不機嫌な態度をものともせず声をかけてきたのは保健医だった。
けれどその姿に黒鋼とファイは揃って沈黙してしまう。
何と言おうか…。

((胡散臭い――))

自分たちの格好をまるきり棚上げした感想だったが、それ以外に言いようがない。
神父の仮装をした保健医の外見はどこからどう見ても優しげであるのに、限りなく怪しかった。
黒い神父服のかっちりと締めた襟元も首から下げられた銀色のシンプルな十字架も、全てストイックな聖職者の装いであるのに、若干仄暗いオーラが感じられるのは何故だろう？
答える者など当然いない。

「あら？クリスマスパーティーの席で結婚式？風流ねえ」
「違う！！しかも風流ってなんだ！？」
「不束者ですがよろしくお願いします～ｖ」
「神前婚でなく生徒や同僚の前での人前婚ですか。粋ですねえ」
「違ぇっつってんだろうが！」