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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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堀鐔小話です。


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。







ご飯に漬物、里芋の煮っころがし、インスタント味噌汁。
独身の男の夕食にしちゃこれでもマシだと自分に言い訳して、黒鋼は手を合わせた。
途端に携帯がじゃかじゃかと音をたてる。
聞き覚えのない着信音をわざわざ設定するような心当たりは一人しかいない。
さあ食うぞ、そんな気分を妙に削がれて渋々通話スイッチを押す。
途端に気の抜ける声が耳に飛びこんできた。
「黒様~ご飯食べさせてー」
「はあ?」
「人身事故で電車が止まっちゃって、ずっと待たされてオレもユゥイもお腹ぺこぺこなんだよ~ぅ。気がついたらお店も通り過ぎてたしー。
今日なら黒様宿舎にいたから何かご飯ないかな、ってー」
「…煮物しかねえよ」
「食べさせてー」

面倒なので煮っころがしは二日分まとめて作ってある。あの双子なら二人で分けても十分だろう。
仕方ないと判断して黒鋼が了承すると、電話口からファイが喜ぶ声が聞こえた。

「…野菜炒めでも作っとくか」
電話を切った後、そんな独り言をこぼしながら黒鋼は冷蔵庫を開けた。

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