二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
18歳未満は閲覧不可。
無断転載禁。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨日の小話の続きです。
携帯からアップ出来る文字数を超えていたので削ってみたり…。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
携帯からアップ出来る文字数を超えていたので削ってみたり…。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
一緒に飲んでいけばいいじゃない、と誘う理事長に、体育教師は「明日は練習試合だ」と答える。
教え子の手前、万が一にも酒の残るような醜態はさらしたくないらしい。
帰り支度をさっさとまとめる黒鋼の背中に、ファイは声をかけた。
「黒様ぁ、むかごとしめじの炊き込みご飯貰って帰るー?」
理事長の本日の日本酒チョイスに合わせてか、四月一日手製の食事は如何にも黒鋼が好みそうなものばかりだった。
てっきりご相伴に預かるものだとばかり思っていたファイに、黒鋼は首を横に振る。
どうしたのだろうか、と疑問に思うよりも早く、黒鋼が口を開いた。
「お前、前の晩から下拵えしてただろうが」
驚いて、ぽかんと口を開けたファイの額を照れ隠しのように小突くと、黒鋼はさっさと歩き出した。ファイも慌ててその後を追う。
ファイの考えていたのは、牛スジのギネスシチューと海老と鯛のポワレ、卵と人参のビーフンサラダに口直しに柚子のグラニテ。
寒くなってきたから温かいものを、甘いものが嫌いだから甘さ控え目で。
そんなことを思いながら準備していたのだけれど。
気付かれていたことよりも、そちらを優先してくれた恋人が嬉しくてファイはこっそり頬を染めた。
PR