置いてけぼりな気分

園児設定小話です。


とりあえず今後のオフ予定。
年内に「僕だけのかみさま」か拍手お礼小話の「忍軍苦労話」をまとめて発行。
年明け以降に日本国設定で「春望」というお話を本にしたい、です。
うん、無謀(笑)


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。

「黒たん、見て見てー」
「お母さんが着せてくれたんだよぉ、七五三の着物ー」

赤い生地に大輪の白菊、帯は黄色。
山吹色に流水と紅葉柄、帯は橙色。

にこにこと屈託なく笑う双子に黒鋼は何も言えない。
代わりに、横にいる父親を困ったように見上げた。

「…父上、あれ振袖…」
「可愛いからいいんじゃないか？さすが俺の奥の見立てだ」
「…」