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すっごく前作と間があいてしまいましたがのばらの続きです。
女体です。
えろです。
苦手な方は回避。
拍手ありがとうございます。
嬉しいです!
今日はマガジン発売日ですが立ち読みに行く気力がないのでごろごろします。
太陽の下に出るのが億劫です。
…あ、つまみ切らしてた!出かけるべきか…。(葛藤中)
魚に含まれる成分がアルコールの分解を促進してくれると聞いてからは、もっぱら肴はじゃこ天(まさにご当地つまみ)蒲鉾竹輪ですがコンビニの練り製品はハズレが多くてへこみます。
こないだ買ったチーズ蒲鉾は美味しくなかった…。
(じゃこ天は宇和島派ですが東予の柔らかいのも嫌いではありません。が甘めのものが多いので個人的につまみには向かないと思います)
でも時折無性に鳥皮やずりが食べたくなります。たれよりも塩。
秋は誘惑が多いです。(食欲的に切実)
では下からどうぞ。
一応、ファイを泊まらせようと決めた時点で客間に一通りの用意はしてあった。
だが、それを聞いたファイは緩く首を振り、頬をうっすらと淡い朱色に染めて言ったのだ。
「一緒に寝よぅ?」
寝る、にどんな意味をこめていたのかは今更に聞けはしないが、布団に体を横たえて黒鋼の掌を拒まないファイはもうとうに覚悟を決めていたのだと思う。
パジャマ替わりのTシャツとハーフパンツをその体から脱ぎ落とさせた体が、次の行為に怯えるようにあるいは期待するように四肢を緊張させているのは目の毒だ。
ファイの白い肌はすでに薄い赤に染まり、初々しさと淫蕩さの狭間をアンバランスに彷徨っている。
白地に淡い紫のフリルとリボンのついたブラジャーとショーツだけを身に纏ったファイがかすかに体を震わせる様は例えようも無く黒鋼の劣情を刺激してやまない。
ごくりと喉が鳴るのを耐えて、それでもまじまじとその姿態を見ることは止められない、
「…似合ってない?」
「似合ってないとか、言ってねえ…」
照れゆえに素直に可愛らしいとも言えない黒鋼の最大の譲歩だったが、ファイにはちゃんと伝わったらしく頬を染めてはにかみながら、黒鋼の肩に顔を押し付ける。
太股に押し付けられた黒鋼の熱が既に硬くなっているのを感じて、もぞ、と動いた。
淡い緊張ゆえにどちらからも動くことが躊躇われたが、やがてファイが行動をおこす。
「オレ…黒様のしたげる」
ぎょっとするようなことを言うファイに黒鋼が何か反応を返すよりも早く、ファイの手が布越しに黒鋼の昂ぶりを撫でた。
一気に腰にぞくりと熱が湧き上がる。
「黒様の、熱い…」
もっと触っていい?
耳元に注ぎ込まれたのが毒だとしても。死んだって構わないとさえ錯覚してしまうような甘い陶酔に黒鋼は身を委ねる。
ファイの細い指が黒鋼の雄に絡まる。こわごわと握ったその剛直をそろそろと上下に擦っていく様に互いに緊張して、正直なところ感じる感じないの問題ではなかった。けれど、拙い動きながらに懸命に黒鋼の雄を煽るファイの姿に情欲は高まっていく。先端からじわじわと滲み出ていく先走りに助けられ、ファイの手の動きも徐々に大胆なものになっていった。擦るだけだった動きに強弱をつけて揉む指の動きや根元の双果を転がしながら鈴口をいささか乱暴に擦り上げる。
自分の熱だけを煽られるのはいささか業腹で、黒鋼もまたファイの感じる場所をまさぐっていく。
ブラジャーを押し上げ、小ぶりな乳房を掌で揉み、淡く色づいたその先端を指先できゅっと抓むとファイの唇から耐え切れない声が上がる。
それすら戒めるように戦慄く唇を黒鋼は自分のそれで塞ぎ、肉付きの薄い乳房を、腹を、足を撫でてその感触を楽しんだ。
少し汗ばんだ肌はしっとりと黒鋼の肌に馴染み、逃すまいとするように吸い付くような触り心地とはねかえすような張りとを掌に伝えてくる。
いつしか黒鋼はファイの体をひたすらに愛撫することに没頭していた。
秘唇をわって、すでに濡れそぼった入口を撫であげるが、経験の浅い女陰は硬く到底そのままでは男を受け入れることはできそうに無い。初めてのときと同じようにゆっくりと指で解し、少しずつその性感を高めていく。
勿論、そんなふうに丹念に愛撫を施されるファイも高まる快楽に意識は揺らぎ、羞恥は遠ざかる。より大胆に黒鋼に応え、黒鋼を悦ばせるためにその動きを大胆にしていった。
「く…」
細い指で施される愛撫に黒鋼の眉が寄り、顔が顰められる。
ファイもまた、どのようにすれば黒鋼が感じるのかを快楽に滲む意識の中で探っていた。
強すぎず弱すぎず、絶妙な加減で指をやわやわと握りこむと、その裏筋がびくびくと脈打つのが分かった。
柔らかな指先と、時折掠る爪先が黒鋼の熱を追い上げる。
腰から脳天までを突き抜ける快感に、身を震わせて黒鋼はファイの手の中に逐情した。
どろりと白い指先を白い白濁が汚していく。熱いそれに頬を染め、ファイは大きく息をつく。
止める間もなく、ぺろりと赤い舌が手を汚す白濁を舐め取った。
唖然とする黒鋼の前でファイの顔が奇妙に歪む。
「…変な味ー」
「当たり前だろうが」
慌ててティッシュで手を汚す白濁の残りを拭き取る。
黒鋼のするがままに掌を預けたファイが少し申し訳なさそうに眉を下げた。
「だって…男の人ってこういう風にしてもらうのが好きなんじゃないの?口とか…まだ出来ないけど」
「どこで覚えてくんだよ」
ファイのとんでもない発言に全身から力が抜けそうな疲労感を覚える。
「ファッション雑誌の投稿ページ…。Hの体験談とか」
さすがに恥かしかったのか、ぼそぼそと口篭もりながら答えるが、その瞳には徐々に淫蕩な色が翳り始めている。
「男の人って女の人に触ってこすられたり、…な、舐めてあげると気持ちいいんだって…」
恥じらいと淫らな欲望と。紙一重で存在する二つの欲求の狭間でファイが一層いとおしく見えてくる。
「だからオレもしてあげたいの…」
もぞもぞと太股を擦り合わせるようにして、潤んだ瞳で見上げる少女に抗う術など、持っている男がいるだろうか。
「気持ちよくなって欲しいし…もっと…黒鋼が欲しい」
荒々しいのは百も承知で唇を重ねた。歯がぶつかるような勢いで遮二無二相手の呼吸すら奪い尽くしてしまおうとする接吻。
技巧も何もなく、ただ唾液と熱と浮かされるような淫らな気持ちを分かち合うためだけの。
ゴムのパッケージを裂くのももどかしく、充分に硬くなった己のそれに手早く装着すると、ファイの白い足を抱え上げる。
真っ白い太股に眩暈がするほどの欲望を憶えた。
下着を引き抜き、既にその味を覚えている秘裂に強引に自身の昂ぶりを押し込んだ。
「ぅああっ!!あぁん、んぅっ」
理性も自制も、何もかも忘れて腰を振る自分はさぞ滑稽だろうと思ったが、ファイは切なげに鳴きながらけしてい逃げようとはしなかった。
ひたすらに熱かった。
ファイの中に侵入している場所だけではない。触れ合う個所や体温や、交わされる吐息。交わりあう全てに己の体がどろどろと蕩かされていく錯覚さえした。
腕に力が込められているのに、腰の疼きは止めようが無く、ただただ甘い声の響く場所を探しては熱い粘膜を擦り上げる動きが止められない。
「っ黒鋼」
舌足らずに自分を呼ぶファイの声だけが意識に届く全てで。
「…っくろ、がね」
脳裏に焼きつく感応はただそれだけだった。
汗でぬるつく太股が抱えづらい、と思ったときには人口のゴムの皮膜に欲望の丈をぶちまけていた。
唇の端から唾液を滴らせ、震えるファイの意識が遠ざかるように敷き布団に沈むのを荒い息のまま見つめていた。
根元を抑えてずるりと自身の性器を抜いた黒鋼は避妊具の口を縛り、ゴミ箱に投げいれる。
このままファイに触れいていればまたぞろ熱がぶり返しそうな気もしたが、離れることが今は出来ないほど胸のうちから溢れる感情を持て余していた。
汗で凝った金色の髪を梳いているうちに、ふ、と起きているのか既に眠りにつきかけていたのか曖昧だったファイが笑った。
「くろがね…」
潤んだ蒼が赤とぶつかる。
初めて、黒鋼は分かった。愛しいというのはこんな気持ちなのだと。
早鐘を打つような互いの鼓動を重ねて、熱の逃がしようなど他に知る術も無く。
ただただ互いの体をきつく抱きしめあって眠りの淵へと落ちていった。
情事の気配が抜けきらない部屋に携帯の着信音が鳴り渡る。
初期から変わっていないそれに反応して画面を見た黒鋼に、台風接近による警報発令で部活中止のメールが目に入ってくる。
「んぅっ…」
隣で身じろぎをするファイの体を抱きかかえて、暖かなまどろみ待つ布団へと意識を沈めた。ぐちゃぐちゃに汚れた敷布と汗ばむ二人の体に、安堵が湧いてくる。
窓から差し込む光は無く、おそらくは曇天が横たわるであろう外界はもうしばらく、このまま自堕落に過ごすことを許してくれるだろう。
ファイの寝息に引き込まれるように、黒鋼はもう一度瞼を閉じた。