鶴の一声

永住特殊設定です。

昨日はすき焼きつつきながら志村けんのバカ殿と総合格闘技見てました。
良い誕生日だ(笑)


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。

諏倭の領主に縁談が持ち上がった。
新たな領主は年若い。別におかしな話ではないが、問題はその相手が隣接する他領土の領主の娘であったことと、すでに諏倭の領主と巫女がわりない仲であったこと。そこにあった。
この話をまとめたい他領土側と一部の諏倭の家臣と、断る以外の選択肢を端から考えてない領主。
当然話はこじれた。


それを聞き及んだ月読の君はたおやかに微笑んで言った。
「いさかいを起こすために巫女を預けたのではありませんわ。
争いの種にしかならないと言うのなら巫女の身柄は白鷺城で引き取らせていただきます」

そうにっこり笑って、皇子や皇女、国母など極一部の人間にしか使用を許されていない輦車をファイの迎えに寄越した。
亡国とはいえ皇族に連なる人間だから、という所以らしい。

それを見て諏倭、隣国ともに肝を潰したのは言うまでもない。