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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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子育て話の続きです。

通販は現在お申し込みいただきました分は今朝全て発送しました。

本当は昨日出したかったのですが、台風に負けました。
歩いてるだけなのに傘折れかけたよ…!

拍手と誕生日へのコメントありがとうございます。
嬉しいです。

では下からどうぞ。







扉を叩いた蘇摩の目に、姉さん被りをした幼子の姿が飛び込んでくる。
パチパチと大きな蒼い瞳を瞬かせているのがファイなのかユゥイなのか、蘇摩にはとんと分からないのだが(驚いたことに『あの』黒鋼にはどちらがどちらか分かるらしい)、伝言を伝えて用を済ますだけならばさして大きな問題ではないだろうと考えた。
そんな蘇摩の前でしばし固まっていた幼子は、一生懸命に首を傾げながらどうにか客人への対応をはかろうとしているらしかった。

「あ、の…我が家の主はただいま留守にしております、お言伝てがおありならばお伺いいたしますので…!」
一息でそう言ってゼイゼイと呼吸を繰り返す。

よくまあここまで躾たものだと感心するより早く、とたとたて軽い足音が響き、全く同じ顔が同じ姉さん被りで顔を覗かせた。

蘇摩の顔を見るや否や、全く同じ文言を口にした彼らに、蘇摩は笑いを噛み殺した。

恐らくは双子を知らぬ者が訪れても構わないような受け答えを教えたのだろう。
その努力を思えば、頬が揺るんでくるではないか。
おまけに、蘇摩の用件というのは、黒鋼に二人がお腹を空かせないようにと小豆入りの握り飯を渡すよう頼まれたことなのだから。


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