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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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大学生パラレルの続きな小話です。

週末を耐えれば月曜が休みです!
鼻水が鼻血でもう風邪なのかなんなのか…。
メールとか色々遅くなると思いますが、ご容赦を…。
拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。







離さない、と。
彼の性格からすれば、好きだと言われたも同然なのに。

ならば何故、黒鋼は手を出してこないのだろうとファイは考えた。

元々酒の勢いで体を重ねたことから始まったのだ。
好きだが男だから勝手が分からない、ということはないだろう。

ならば…と考えるといつも暗い考えにたどり着いてしまう。
あの時の言葉は、病院に担ぎ込まれるほど弱っていた人間を慰める方便だったのではないかと。

黒鋼はそんな浅はかな情けなどかける人間ではない。
そう思っても、不安からどんどん疑心は湧いてくる。
万が一そうならば。
あまりに自分が惨めだし、縛られる黒鋼が可哀想だと思い、それとなく黒鋼に聞いてみた。のだけれど。

「…あのな、病み上がりの人間抱くわけにゃ…いやまて。
したくないっつーんじゃなくてだ…」

今は舞い上がっていて歯止めがききそうにないから、ファイの体が本調子になるまではしない。そうはっきり言われた。
予想もしなかったことにポカンとするファイに「早くしたいから元気にしてろよ」と告げ、黒鋼はファイの髪を撫でる。

ファイの頬が火照った。

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