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女体設定裏話の続きです。
うっかりオフライン並みに書きかけて自省。
エロシーンで一番大変なのは歯止めをかける自省心だと思います。
オフラインは歯止めかけない、ノンストップ、アクセル全開。
今年の目標は百目鬼×四月一日のがっつり濃厚なのを書く事です。
頑張るぞー。
体調が悪い時は心のブレーキも利き難いのか、ちょっとあれな妄想を進めるのには最適です。
身体的には辛いですが、脳内は春。
(なんて書き込みだ…)
では下からどうぞ。
ファイはうっすらと涙の張った瞳で黒鋼を見遣る。
初めて感じた快楽の余韻にぼんやりと身を委ねたままのファイの狭間を黒鋼の指が這った。
弛緩した体はつるりと容易く指を飲み込み、受け入れる。熱い内壁が意思とは関係なくきゅうっと太い指を締め付け、ファイの唇からはあ、と熱い息が零れる。
内側から探られる感触をまざまざと感じ、細い指がシーツに爪を立てた。すっかりと色づいた胸の尖りを舐められ、身を捩らせる。
ファイを煽るように黒鋼はそこかしこに触れては口付けていく。力強いがけして乱暴でも急いているわけでもない腕に包まれ、改めてこの人は大人の男なのだと感じた。
くちゅりと濡れた音が上がるのが恥かしい。
指が増やされ、ひっきりなしに呼吸が荒くなってくる。
どれほどそうしていたのか、不意にファイの体から黒鋼の指が引き抜かれる。
二人の興奮は否応無しに高まり、うっすらと汗ばんだ肌が離れるのすらもどかしい。
ファイが初めて見る雄の象徴は隆々と立ち上がり、ファイは恥かしさに懸命に目を閉じた。
赤黒く、触れるのすら躊躇ってしまう大きな異性の体の一部というのは恐怖や羞恥の対象に他ならない。
想像する痛みだけで身を竦ませてしまうけれど、けして黒鋼と体を重ねるのが嫌なのではない。
「いいか?」
何が、とは聞かなくても分かり、ファイの肩が小さく震えた。
保険体育の授業では避妊と性感染症の対処として、この後コンドームを装着して性交に及ぶのだと教わっていた。だが、今宵体を繋げるのは正式に婚姻で認められた夫婦。何憚ること無い黒鋼は既に固くそそり立った己の剛直をファイの秘裂へと触れさせた。
ぐっと入口を割る剛直に全身が強張り、瞳にはうっすらと新たな涙が浮かぶ。
怖い。
けれど、ぱちぱちと涙を湛えた瞳を幾度か瞬かせた後、ぎゅっと瞑る。
「い、…良いよ」
初めて、男を受け入れることを覚悟したファイは、せめてもの気恥ずかしさからために逃れるために目を閉じた。
下肢の中心にぬるぬるとした何かが押し当てられ、押さえつけられる手首は痛み、首筋には熱く湿った荒い息が触れる。
その時、は急に訪れた。
ずる、と今まで男の存在を知らなかったその部位が強引に押し広げられる。
あまりの痛みに、一瞬声を出すことも、抵抗することも忘れる。
「ッ痛ぁ…!!ぃ、っあ、ぁぁぁぁああっ…!!!」
その隙を縫うようにして一番嵩の張った部分を飲み込まされた。そのまま何度か入り口付近を擦るようにして慣らすと痛みに強張るファイの体を押さえつけ、一気に一番奥までそそり立った剛直を突き込んだ。びくびくとその裸身が仰け反って震えた。
「…っ!!!」
ひくひくとあまりの衝撃に声も出なかった。ひたすら喉を震わせ、唇が呼吸を求める魚のようにパクパクと虚しい開閉を繰り返す。
自分では知らないうちにぼろぼろと涙の粒が零れて頬を、髪を濡らした。
無様な格好に足を広げさせられている。
蛙のように不恰好に足を折り曲げた様や、繋がった場所も何もかも男の眼前にさらされているのだと分かり、ファイはいたたまれない。
「動いちゃ駄目ぇ…」
体の中心が今まで感じたことのない苦しさと痛みに襲われている。中心から押し広げられた皮膚が限界をうったえているのだと分かってもどうにかなるものではない。熱くて熱くて苦しくてどうしようもないのに、これからもっとそこを酷使しなければならないのだと分かって余計に怖くなり、涙が止まらない。
「したいしたい」と言っては黒鋼に同衾を強請っていたファイの怯えように黒鋼も苦笑するしかない。
締め付けられる欲望がそれでおさまるはずも無く、逐情を待ち望んでは腰の奥で熱が波のように押し寄せてくる。
だが、目の前で泣くファイを無視することも出来ない。
荒い息としゃくりあげる泣き声がしばし部屋に響いた。
その間、黒鋼は宥めるように口付けをし、髪を撫でてやる。
結合部から薄い尻を伝って鮮血がとろとろと零れている。
間違いなく今まで誰も踏み込んだことのない肉体をこうして抱いているのだと実感した黒鋼の背を歓喜と優越感と、愛おしさが駆け上った。
興奮と直結する下肢にもそれは伝わり、ファイの中で黒鋼が一層硬度を増す。
びくりと震える肩が憐れで、けれどもその何もかもが自分の欲望を煽るのを黒鋼自身止められない。
優しくしたい、泣かせたい、そんな相反する感情が胸の内で鬩ぎ合う。
「動くぞ」
嫌とも良いとも答えかねて僅かに首を縦に振るのが精一杯だった。
ずるりと引き抜かれるその動きも痛みのあまりにすでに感覚の何もかもが熱さとしか捉えられない。
「ぁああっ!……っぁやああっ」
乱暴な動きではなく、むしろ慣らすために単調極まりない動きなのだが、初めて男を受け入れるファイには拷問にも等しい。
入口が引き攣れるように痛むのは最初の内だけで、徐々に熱さに焼かれて分からなくなってくる。
浅く、深く突き入れられ、時折その入口を広げるようにぐるりとかき回される。
ファイはその衝撃に必死で耐えていたけれど、自らの背中の下のシーツでは頼りなくて、結局は黒鋼のその体に爪を立てた。
無意識に逃げを打つ体は細い腰を掴まれて、奥深くまで穿つ男の熱を拒めない。いつしか女の体の性として、自らが望むように内側から溢れ出す潤みはその滑りを良くしていく。ぐちゅぐちゅと濡れた音が響き、ファイの泣き声と混じるのを黒鋼は耳の奥に感じていた。