口にするのは甘い〇〇

のばらシリーズで小話です。

拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。

「そりゃあ無くはないけど、何もこの歳で一人に決めちゃう必要なんて無いんじゃない？
もっとイイ男に出会えるチャンスだってあるんだしさ、今のうちに冒険してみるのもアリっしょー」

どうにも剣道一筋で作り笑い一つも出来ない強面の男子生徒に対する評価は芳しくはないらしい。
なんともお節介な級友の言葉に、季節のジュレ(今月は白桃)入りパルフェを口に運びながらファイは答えた。

「んー、でもオレ黒様以外格好いいって思ったことないんだよねー」