二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
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のばらシリーズ小話です。
昨日の小話のファイ視点。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
昨日の小話のファイ視点。
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では下からどうぞ。
金髪碧眼、という容姿は否応なく目立つ。
幼子は無邪気かつ残酷な正直さで、自分たちと異なる風貌のファイを遠巻きにチラチラ見るだけだ。
(つまんないな…)
幼稚園初日だというのに、ファイはもう一時間近く誰とも話さず一人だった。
座っているのもつまらないけれど、他にすることもなくて一人できゅっと膝を抱えた。
「あ!」
急にすぐ近くで大きな声がして、びっくりして顔を上げる。
そしてもう一度びっくりする。
綺麗な真っ赤な瞳がファイを覗き込んでいた。
他の誰とも違って、真っ直ぐファイを見つめていた。
「母さんの人形と一緒だ!」
嬉しそうに言う男の子に手をとられ、立ち上がる。
こっちこっち、と勝手に引っ張られているのに、何だか嬉しかった。
握られた手が温かくて、もう一度ファイのことを見てくれないかな、と思った。
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