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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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永住設定小話です。
暗躍とか目に見えない駆け引きの読みが大変よろしい奥様。


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。







ファイは正式に日本国の官位を与えられているわけではない。
どちらかというと黒鋼の居候。知世の客人。
そんな立場だと自分では思っている。

けれども日本国の要たる姫巫女とその警護の任を負う忍の間近にいると、実に様々なことが見えてくる。
貴族の水面下の駆け引きや高官達の思惑。

特に高位の人間ともなると絶えずその身を狙われているため、その死が自然なものなのか手を下した者がいるのか、疑念が付きまとう。

知世の傍でそんな世界を眺めるうちに、ファイはなんとなくその死が暗殺かそうでないかが分かるようになった。
情勢、黒鋼や知世の振る舞い、反応。
それらをかんがみていると、うっすらとだが真実が透けて見えるのだ。


そう言うと黒鋼は呆れたように「普通は気づかねえよ」と笑った。
知世はいつものようにころころと笑い、黒鋼に「よい方を選びましたわね」と言った。



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