ちびウサギさんたちの日常

先日某所のチャットで皆さんの描かれたウサギがすっごい可愛かったので、思わず調子に乗ってみました。
反省はしていない。

しかし双子になると途端に黒鋼の苦労度が倍ですね（笑）
頑張れ。双子を纏めて面倒見きれるのは君しかいない。

ちなみに着ぐるみを被ったちびさんイメージです。
小ネタ３種類。

では下からどうぞー。

日常・その１

「黒たん！ウサギさんのおめめは赤いんだって皆言うのー！」
「ファイとユゥイはウサギさんじゃないのー！？黒たんだけおめめ赤いのずるいー！」
えぐえぐと半泣きの白ウサギ２匹に絡まれて、黒ウサギの黒鋼は困惑した。
「…別に蒼い目もきれいだと思うぞ」
一生懸命白ウサギをどうなぐさめるか黒ウサギは考えたのに。

「黒たんのたらしー」
「たらしー」

他にどうしろと。
反論したかったが、そうするとまた白ウサギが泣き出しそうな予感だけはひしひしとした。

日常・その２

どうやら世間では白くて長い耳に赤い目がウサギの定番らしい。
そんなことを聞いた双子の白ウサギは「目指せスタンダード」を合言葉に、赤い目になるべく頑張ろうと決意した。

「決めた！今日からご飯は人参さんフルコースにするの！」
「キャロットパンと人参のグラッセと、サラダとー」

「人参食っても目は赤くならないと思う」
「「…！」」

白ウサギたちの目指せスタンダード！計画は瞬く間に終わりを告げた。

日常・その３

「兎は寂しいと死んじゃうんだよー？」
「だから黒たんはずっとずっとファイとユゥイと一緒にいるといいよー」
一見遠まわしな愛の告白に思わず黒ウサギも「仕方ないな」と頷いた。


その実態が脅迫に近いことに黒鋼が気がついたのは、夜、布団に入ってからだった。