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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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園児ハロウィン小話です。
双子ははたして天然なのか計算なのか…。


明日は休日です。
ゆっくり出来るのも最後かなあ…。


拍手ありがとうございます。


では下からどうぞ。









「黒たん、ファイとユゥイに『トリックオアトリート』って言ってみて?」

袋の中が貰ったお菓子でパンパンに膨らみ、お祭り騒ぎも終りに差し掛かろうかという頃。唐突に双子がそんなことを言い出した。
わけが分からないが促されるまま「トリックオアトリート」と言った黒鋼に双子が「ハッピーハロウィン!」と声を揃えて何かを差し出してきた。
思わず受け取ったそれは可愛い袋に入れられたカボチャのクッキー。

「二人で甘くないの頑張ったんだよー」

照れくさそうにはにかむ双子の姿に、黒鋼も素直にクッキーを受け取る。
「ありがとな」

「じゃあ次はユゥイたちの番ねー」
「は?」

一瞬何を言われたか分からない黒鋼の虚をついて、双子の声が重なる。


「「トリックオアトリート?」」


当然ながら、貰ったお菓子をあげるなんてことは出来ず、双子のおねだりは
「あのね、いつもファイとユゥイがしてるから、今日は黒たんからチューして?」
だった。


ちなみに、この時の写真が卒園アルバムにばっちり載り、黒鋼は十何年も後まで恥ずかしい思いをすることになる。


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