二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
18歳未満は閲覧不可。
無断転載禁。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
紫の上計画(笑)兼育児記録の続きです。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
拍手ありがとうございます。
では下からどうぞ。
目が覚めたら、一緒に寝ていたはずの家の主がいなくて、ファイとユゥイは泣きそうな気持で布団から飛び起きた。
一度眠ってしまったら、瞼を閉ざしてしまったら。現実だと思っていたものが全て夢で、本当は自分たちは未だに処刑される日を震えながら待つだけの身なのかもしれない。
そんなことになってしまいそうで、昨夜は眠れなかった。
瞳をなかなか閉ざそうとしないファイとユゥイの頭を、大きな掌で撫でてくれた人はどこだろう。
その姿を探して、二人は寝起きの体でよたよたと慣れぬ間取りの家屋に戸惑いながら襖を開ける。
足がもつれて半ば転がりそうになりながら、わずかな音の聞こえてきた方向の障子を引くと、探していた男が少し驚いたようにして立っていた。
寝ているとばかり思った双子が急に走ってきたのだから当然かもしれないが、今のファイにもユゥイにもそんなことはどうでも良かった。
「どうした、腹でも減ったのか」
そんな問いかけには答えないで、ファイとユゥイはようやく見つけ出した姿に飛び付いた。
PR