二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
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苦労人忍者の子育て話(違)続きです。
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「起きたら、黒さまいなくて、びっくりしたの」
「やっぱり、ユゥイもファイも、要らない子だから、嫌になったんじゃないかって」
瞳の端に今にも溢れそうな大粒の涙を湛え、双子は精一杯泣くまいと我慢しているようだった。
黒鋼が大きく息を吐く。
それにさえ、双子はビクリと身を震わせた。
「違えよ。お前らが腹空かして起きる前に飯でも作っておくかと思っただけだ」黒鋼がそう言うのに、双子はおずおずと顔を上げた。
「大体ここは俺の家だろうが。なんで俺が出て行く」「うん…」
そうは言っても双子はまだ不安げだ。
黒鋼はいい加減この問答を終わらせることにした。
「で、朝飯食うのか食わねえのかはっきりしろ」
わざと性急に睨めつければ慌ててちょこんと姿勢を正す双子の姿。
内心の可笑しさを嚼み殺して、黒鋼は鍋の中身を椀にあけた。