挨拶についての結論

園児小話です。

拍手並びにコメントありがとうございます。
すごく嬉しいです！
なるたけ早めにお返事したいと思います。


では小話は下からどうぞ～。

「ファイとユゥイはね、黒たんに『大好きのおはよう』したかったんだけど黒たんがしちゃダメだって言うからー」
「だから、『大好きのおはよう』は我慢することにしたのー」

だから今日からはとってもとっても大好きのおはようなのーv

いつもの通りに黒鋼に飛び付いた双子は、自分たちの名案を嬉しそうに話して聞かせた。

そして。
黒鋼が止める間もあらば。
ちゅっ。

あっと言う間に、小さな唇を黒鋼のそれに触れさせた。
片割れもそれにならい、可愛らしい口付けを送る。


幼稚園で唯一、双子を正確に見分けられる黒鋼も。
この時ばかりは双子のどちらが先に口付けたのか覚えていないほど動転していた。

否応なくファーストキスとセカンドキスを立て続けに経験してしまい呆然とする黒鋼の横で、双子は相変わらずに可愛らしく笑みを振り撒いていた。


合掌。