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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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日本国永住特殊設定小話です。


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。







頭は黒鋼の握り拳よりも小さい。
お腹を空かせては泣く。
眠たくなっても泣く。
一人で歩くことだって出来やしない。

それなのに、黒鋼やファイの声を聞いたとたん、姿を見た瞬間、心から安心したように笑うのだ。


この子は、産まれたばかりで何も知らないのに、大事なことはちゃんと分かっている。
指でその小さな手をつつけば、予想外に強い力で握りしめられた。


「お前は…俺みたいにはなるなよ」
独白のつもりだった。
自分のように、怨讐に溺れ大切なことまで見失うようにはなるな、と自戒をも込めて。

ふと隣からくすくすと軽やかな忍び笑いが響いた。
「君みたいな男になればいいよ」

聞こえていたのだろう。ファイがそっと囁く。
そして赤子の柔らかな頬をつつき、優しく笑った。
「父上みたいに生きてくれればいいよ」


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