二次創作中心ブログ。
ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。
妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。
同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。
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双子子育て中の苦労人忍者のお話です。
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特に用があったわけでもないが、たまたま暇を持て余して城下をぶらついていた。
飴売りの声に気がつき、ふらりと立ち寄る。
そういえば甘い物が好きだったか、と双子の顔を思い出し懐から財布を取り出した。
それが数日前の話だ。
「どうした、あんまり美味くなかったか」
二人に渡した飴がほとんど減ってないのに気がつき声をかける。
炒り大豆の入ったべっこう飴だ。それほど不味かろうこともないだろうと買ったのだが、と黒鋼は首を傾げる。
「だって…食べたら無くなっちゃうんだもん」
「せっかく黒様が買ってくれたのに…」
しょんぼりと肩を落として答える子どもはいたく真剣だ。
「無くなりゃ新しいのを買えばいいだろうが」
呆れた黒鋼の声に、ほんとうにきょとん、と瞳を真ん丸にした。
「…食べちゃったら新しいの買ってもいいの?」
「黒様、また飴買ってくれるの?」
まさかまた買ってもらえるとは考えもしなかったらしい。
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