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二次創作中心ブログ。 ただいまの取り扱いは忍者×魔術師。 妄想と現実は違う、ということを理解した上で二次創作を楽しめる方はどうぞ。 同人、女性向け等の単語に嫌悪を感じる方は回れ右。 18歳未満は閲覧不可。 無断転載禁。
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2月22日、滑り込みで「にゃんにゃんにゃんの日」です。
黒白にゃんこ、終らせようと思ってたんですが…日本国とか女体があって…。
まあ3月3日の「耳の日」があるからそれまでになんとか、なんとか目処をつけようと。

は!三月の勤務がまだ出てないのに先々のことを話して本当に実行できるのか疑問ですね。
あれもこれもやりたい。優先順位第一が「趣味」の愛媛県民としては苦痛…。趣味ごとが出来ないのに仕事なんて!(駄目社会人)
俳句もお歌も読書もオタクもやる余裕のない生活なんか嫌だぁー。
しかしながら日銭は稼がにゃ。印刷資金印刷資金。


拍手ありがとうございます。

では下からどうぞ。








赤い瞳に一瞥されただけで皆、それまでの興奮状態が嘘の様に青ざめて怯える。
ボス猫のひと睨みであっけなく、ファイとユゥイに群がる雄猫たちは逃げ出した。

雄猫たちに囲まれるあまりの怖さに、腰が抜けてグスグス泣く双子猫を器用に背中に乗せると、悠然と黒猫はその場を後にした。

雄猫を興奮させるフェロモン誘発剤は、他の猫より何倍も鋭敏な黒猫の鼻には少々きつ過ぎた。
例えるなら、つけすぎの香水に思わず顔をしかめたくなる、そのような感じだ。
他の雄猫たちには発情期と同じような効果があったようだが。

白毛玉達に何故こんな馬鹿なことをしてたんだと説教すると、二匹は半泣きでにゃあにゃあと黒鋼に訴えた。
「だってフェロモンむんむんになりたかったんだもん…」
「むんむんで黒たんをめろめろパンチにすればお婿さんになってくれると思ったんだもん…」
「お前らみたいなガキに欲情したら変態だろうが」
人間にすれば20歳と10歳、手を出したら立派に犯罪である。

「…でも他の猫さんはムラムラしてたよー?」
「…どっちでもいいから交尾したいって言ってたよー?」
「…」
あいつらぜってー殺す。
黒猫の中で瞬時に殺意が確定された。
黒鋼の怒りなど全くわかってない双子は、その背中の上ですりすりと黒い毛並に顔をこすりつけて甘える。
お日様の匂いと、温かな温度。
ここにいる限り危険なことは何もないのだと、ようやく安心して力を抜いた。


 

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